あひるの空ヘビーローテーション+

日向武史先生の『あひるの空』が好きすぎて、ネタバレしすぎない程度に考察してます。

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【あひるの空 考察】黒澤の親びんはがっかりしているぜ、まこっちゃん。

黒澤の親びんはがっかりしているぜ、まこっちゃん。

まえがき

「さっきも言ったが、俺はプロの泥棒だ。下調べは念入りにやる。それくらいの手間はかけるんだ。アマチュアとの差をはっきりさせるためにもな。だから、ここがお前の家でないことくらい、当然わかっていた」

引用:伊坂幸太郎(2002)/『ラッシュライフ』 株式会社 新潮社/262ページ

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黒澤

まえがきの引用は黒澤の言葉だ。黒澤とは伊坂幸太郎先生作品に度々登場する泥棒の黒澤。泥棒のくせに黒澤ファンは多いと聞く。最新刊の『ホワイトラビット』でも主役級で登場した。

ホワイトラビット

ホワイトラビット

あ、『ホワイトラビット』は先日のあのインフル療養中に読み終えました。

あんな時しかどっぷり一人だけの時間を過ごせないので、頭痛かったけど、辛かったけど、読書してました。

伊坂幸太郎作品を初めて読もうとしている人は、決して『ホワイトラビット』を最初に手に取ってはいけないよ。これは要注意です。クセがありすぎて、おそらくだが伊坂幸太郎作品を以後嫌煙することになると思います。あれは、ああいうチャレンジ作品だと僕は理解しました。ほぼ同時期に刊行された『AX アックス』の方が評価されているのはそういうことだと思います。決してつまらないわけじゃない。むしろ僕は好きな方の部類です。でも初めての人には絶対にお薦めしない。

じゃあ、俺は、私は、どうすればいいの?

『ラッシュライフ』を読めばいいのです。

ラッシュライフ (新潮文庫)

ラッシュライフ (新潮文庫)

『ラッシュライフ』は黒澤初登場の作品。『ラッシュライフ』を読めばかなりの部分の黒澤を知ることができます。そこから飛び級して『ホワイトラビット』を読めば、黒澤にも、『レ・ミゼラブル』調の伊坂幸太郎先生のチャレンジにも、ついていけるかと。

ざっくりではあるけれど、今日のこの記事のためにも『ラッシュライフ』の会話の一部を抜粋してみたので、黒澤を知ってもらいたい↓

「黒澤さんは、本当につるんで仕事をするのが嫌なんですね」
「バッターボックスに三人も五人も入ったって、みっともないだけだろう?あれは個人競技だ」

引用:伊坂幸太郎(2002)/『ラッシュライフ』 株式会社 新潮社/58ページ

「黒澤さん、瞬間移動できるんですって?」
若者の顔をじっと見て、黒澤は笑いを堪えた。シュンカンイドウとは幼稚な言葉だった。黙ってにやにやしていると、若者が続けた。「親分、言ってましたよ。黒澤さんはいつだってふっと現れて、すっと消えてしまうって。ある場所で友人と喋っていたのが、ドアを開けた瞬間には高級マンションに移動していて、仕事を済ましたかと思うと、また友人のことろに戻ってくるって、そう言ってましたよ。だから捕まったことがないんだって。そういうのって本当ですか?」

引用:伊坂幸太郎(2002)/『ラッシュライフ』 株式会社 新潮社/59ページ

「黒澤さんは神様とか信じます?」
「俺は宗教が嫌いなんだ」

引用:伊坂幸太郎(2002)/『ラッシュライフ』 株式会社 新潮社/59ページ

ソファに座った。背の低いテーブルに紙を置くと、取り出したボールペンで番号を書き込む。紙の右上だ。西暦の後にハイフンを書いて、シリアル番号を振る。「25」だった。要するに今年に入って二十五番目の仕事というわけだ。
その紙には、黒澤の作った文章が書いてある。「空き巣に入ったこと」「ピッキングにより鍵を開けたので、窓ガラスを割ったりだとか玄関をこじ開けたりはしていないこと」「この家を狙ったのには特別な理由はないこと」「部屋は必要以上にあらしていないこと」の説明が書いてある。
どうしてこんな七面倒なことをするのだ、と同業者の男に蔑む顔で言われたことがあった。
「泥棒に入られると面倒くさいんだ」

引用:伊坂幸太郎(2002)/『ラッシュライフ』 株式会社 新潮社/69~70ページ

「君の人生はどうなんだい?本当に泥棒などをして生活をしているのかい?」
「そうだな。泥棒をして暮らしている。それ以外にまともに働いたことはない」

引用:伊坂幸太郎(2002)/『ラッシュライフ』 株式会社 新潮社/220ページ

「俺は泥棒だ。金が目的の、プロフェッショナルな泥棒だよ。世の中でもっとも力を持っているのは金以外の何ものでもなくてね。人生を決めるのも金の多寡だったりするんだ。俺はその偏りを少しでも均そうと、部屋に忍び込んでは金を奪っていくわけだ」

引用:伊坂幸太郎(2002)/『ラッシュライフ』 株式会社 新潮社/270ページ

どうでしょう。黒澤という人間をほんの少しは分かってもらえたでしょうか?

今日、黒澤をこんなにも引合に出したのは、まこっちゃんの一連の悪事を黒澤の仕事になぞらえてみていこうと思ったからです。

黒澤親びんはがっかりしているぜ、まこっちゃん。

さて、まこっちゃんの話に入る前に、僕の思い出話を一つ。

NOエアマックスの話

僕はエアマックス戦国時代を生き抜いた。

若い子は知らないと思うけど、当時「エアマックス狩り」という言葉が作られたようにエアマックスを履いていると強奪に遭うという戦国時代さながらの今では考えられない追剥事件が90年代中頃に横行していた。

その全盛期、僕が中学の時だ。僕らも、ある日の遠征でエアマックスに手をかけようとしていた・・・

―僕ら1年生は、A先輩をとても嫌っていました。A先輩は遠征ともなれば自分の荷物をずっと持たせ、僕らをパシりに使いたい放題でした。A先輩はぼんぼんだったらしく数万にも値上がっていたエアマックス95をこれ見よがしに履いて、僕らは何度も「狩られてしまえ」と裏で話していました。

遠征の時だった。僕ら1年生は荷物番を任されました。いつもは遠征に履いてこないエアマックスをA先輩は履いてきていた。敢えて履いてきたのか、履いてきてしまったのかは僕らには分からなかった。A先輩は「俺のエアマックス見張っとけよ」と念を押すようにその場を離れていきました。

「隠しちゃおうか・・・」

1人が言い出した。隠すといってもその場の誰もしが「盗む」という意味で「隠す」と使っていたことは言わずとも分かっていた。

「でもさ、反対に俺らがボコボコにされるんじゃねぇ?」

僕らは数分の間、そんな問答を繰り返していた。

そうしているうちに1人がサビた釘を1本拾ってきました。僕らは顔を見合わせる。口には出さないものの思っていることは一つだった。

一人一刺しずつ血判を押すように浮き輪のようなエアが見える穴へ釘を突き刺し始めた。エアマックスはその度にプスプスと音を立てた。エアには本当にエアが入っているんだとその時分かった。

血判を押し終えた僕らは何事もなかったようにエアマックスを元に戻しました。もうその時はエアマックスではない。NOエアマックスだったけどね。

その帰りもまたA先輩は僕らを下僕のように使った。けれども、僕らは笑いが止まらなかった。

A先輩は後にこのことに気づいたのかどうかは分からない。A先輩が卒業するまで何も言われなかったからさ。

バッシュに手をかけるには準備を怠りすぎたんだ

あいかわらず前置きの長いこと長いこと(笑) まこっちゃんの↓このシーンを見て、

まこっちゃんがカッターで空のバッシュを悪戯する

あひるの空 BIGTIME CHANGES(45) (講談社コミックス)

あひるの空 BIGTIME CHANGES(45) (講談社コミックス)

「NOエアマックス」を思い出しちゃいましたから。よい子は絶対にマネしないように(笑)

さて、今日の本題へいこうか。まこっちゃんの話をしましょう。まだ明くるみになってないけど、そもそもまこっちゃんは空先輩のバッシュに何したんじゃろか?

Twitterのフォロワーさんにもお尋ねしてみました↓

その節はご協力ありがとうございましたっ!

「靴ひもに切れ目を入れた」という意見が多かったですね。僕だったら”NOエアズームブレイブ3”にしてやるんだけどなぁ(笑) 中敷きはがして中から突いてやるんだ。そして中敷き戻したら、あーら元通りってな。

そんな冗談はさておいて、今僕はこの辺りの一連のまこっちゃんの悪事を黒澤の親びんと一緒に追っかけてみてるんだけど、まこっちゃんはバッシュに手をかけるには準備を怠りすぎたんだ。ここだけ仕事がずさんだった。まこっちゃんの仕事っぷりを鼻からみてみるとそれまでは黒澤の如く、綿密に緻密に計画をして仕事を実行していた。それがバッシュの時は明らかにずさんな仕事をしていたのだ。

言葉だけでは伝わりにくいので、まこっちゃんの仕事っぷりを黒澤の親びんと一緒に始めから見てみることにしよう。

黒澤の教え①情報収集

「基本とウォーミングアップはどんな仕事にも必要だ」

引用:伊坂幸太郎(2002)/『ラッシュライフ』 株式会社新潮社/117ページ

まこっちゃんも基本に忠実だった。

まず、まこっちゃんは基本通り「情報」から手に入れようとしていた。北辰戦、下見に来たのはそのためだった。「兄・晴生を見に来た」は手段であり目的ではなかった。

まこっちゃんは基本通り「情報」から手に入れようとしていた

あひるの空 AROUND THE ROUND(41) (講談社コミックス)

あひるの空 AROUND THE ROUND(41) (講談社コミックス)

まこっちゃんは”木ノ葉崩し”*1ならぬ(←NARUTOの話ね)、「九頭高崩し」を目論んだ。目的は”ハルちゃん奪還”。九頭高バスケ部を崩壊させ、大蛇丸に奪われたハルちゃんを木ノ葉に連れ戻すこと、もとい、バスケ部に奪われた双子の兄・晴生を取り戻すことだ。

この試合、まこっちゃんは空の無双っぷりを目の当たりにする。空が並はずれたシューターであることは素人のまこっちゃんでも分かったハズだ。

九頭高の最大の武器にして最大の弱点

「車谷空を突くべし!」

まこっちゃんは九頭高崩しのシナリオを組み立てていく。

黒澤の教え②計画

「俺はこう見えても、それなりに経験を積んだ泥棒なんだ。仕事に入る前に一通り下調べを行う。家の主人は誰なのか。どこに勤めているのか。家族はいるのか。犬がいるのか。いつ家が留守になるのか」

引用:伊坂幸太郎(2002)/『ラッシュライフ』 株式会社 新潮社/225ページ

まこっちゃんは考えた。ターゲット車谷空へ致命傷を与えるには・・・

階段から突き落とす。

毒を盛る。

火を付ける。

うーん・・・

バスケを知らないまこっちゃんはもしかしたら、晴生くんにさりげなく聞いたかもしれないな。

「ハルちゃん、シュートが入る人は何が違うの?」

「再現性だろうな」

シューターにとって大切なのは”いつも通り打てること。”

練習通りにいつもの感覚で打てるかどうかだ。関東大会を思い出してほしい。

あひるの空(29)

九頭高男子は皆、空気に呑まれ本来の力が発揮されないまま終わった関東大会

九頭高男子は皆、空気に呑まれ本来の力が発揮されないまま終わった関東大会だった。空も同様だ。

不調の空は交代を告げられる

弱点を突くとしたら・・・まこっちゃんも関東大会のあの試合を思い出したかもしれない。偶然にもまこっちゃんはあの試合を観ていた。

偶然にもまこっちゃんはあの試合を観ていた

あひるの空(30)

あひるの空(30)

そして、思い出す。

車谷空があの試合中も身に着けていたアレだ。

まこっちゃんは晴生くんにこんなことも聞いたかもしれない。

「ねぇハルちゃん、バスケの人ってリストバンドは何のためにやってるの?」

「基本的には汗を拭くためだけど、人によってはアクセサリー感覚で付けてる人もいるし、ミサンガみたいに願掛けしてる人もいるだろうね」

まこっちゃんは血に手を染めることなく、車谷空に致命傷を与えることを思いつく。

リストバンドを狩れ!だ。

黒澤の教え③忍び込み

忍び込みは完璧だった。まこっちゃんはきっとこの時は落ち着いていたハズだ。

「そんなふうにおどおどと部屋に入ってきて、満足に仕事ができると思ったのか?落ち着けよ。落ち着けば人間大抵のことはできるんだ。空き巣に入るのなら、その玄関のドアに到着する前に、興奮やら緊張やらを抑えなくてはいけない」黒澤は指を一本、立てた。「それからだ、泥棒に入る時には、家の中に誰もいないかを充分に確認する必要がある。これに神経を傾けない奴は、戦場で無暗に銃を乱射して、居場所を知らせてしまう兵士と同じだ。部屋に人の気配があったらすぐさま引き返すんだ」

引用:伊坂幸太郎(2002)/『ラッシュライフ』 株式会社新潮社/262ページ

部室から人の気配がなくなる時間は、晴生が毎朝、家を出ていく時間で大方分かったし、慎重を期すため晴生から直接聞いてもいたのだろう。

早朝だ。5時なら誰もいない。もちろんターゲット車谷も。

40巻より、朝練で部員が集まり出す時間が6時頃であることが分かる。

あひるの空(40) LOST AND FOUND (週刊少年マガジンコミックス)

朝練で部員が集まり出す時間が6時頃であることが分かる。

さらに、39巻で九頭高の朝練が7時開始であること、また空が6時前からシューティングに来ることもあるのが分かる。

あひるの空(39) (少年マガジンコミックス)

九頭高の朝練が7時開始であること、また空が6時前からシューティングに来ることもあるのが分かる。

リストバンド狩りは難なくこなすことができた。黒澤の教え通り、徹底した情報収集をしたことにより落ち着いて仕事ができた。

徹底した情報収集をしたことにより落ち着いて仕事ができたまこっちゃん

他の生徒たちがいる中、白昼堂々大胆な仕事をしたような描写だったけど、あれは朝の5時だ。

こういった時間のルールを散りばめているあたりは、さすが日向武史先生っ!っといったところだろう。

黒澤の教え④「手紙」

その紙には、黒澤の作った文章が書いてある。「空き巣に入ったこと」「ピッキングにより鍵を開けたので、窓ガラスを割ったりだとか玄関をこじ開けたりはしていないこと」「この家を狙ったのには特別な理由はないこと」「部屋は必要以上にあらしていないこと」の説明が書いてある。
どうしてこんな七面倒なことをするのだ、と同業者の男に蔑む顔で言われたことがあった。
「泥棒に入られると面倒くさいんだ」

引用:伊坂幸太郎(2002)/『ラッシュライフ』 株式会社 新潮社/69~70ページ

自分では気づいていないようだが、まこっちゃんは黒澤さながらの仕事をこなしていた。手紙こそ残しはしなかったものの、”香り”を残していくとは・・・オシャレじゃねぇか。と黒澤の親びんもボヤくだろう。まぁ気付く奴などいな・・・いや、いた。

知らない女の匂いだと気づく千秋

あひるの空 STOMPING BIRDS HIGHFLY(44) (講談社コミックス)

あひるの空 STOMPING BIRDS HIGHFLY(44) (講談社コミックス)

千秋がまこっちゃんの計画を台無しにすることはなかったが、さすが感知タイプの上忍千秋だ。いや、さすが日向武史先生の伏線だ、と僕は言いたい。

上でも言ったが、これも時間軸を明確にするための巧妙な描写だ。

話は戻るが、仮にこれ↓が白昼堂々だったとしよう。

徹底した情報収集をしたことにより落ち着いて仕事ができたまこっちゃん

「昨日から」と空はリストバンドがなくなった時間を説明しているため、僕も↑の描写を素直に受け止めていた。白昼堂々とはやるじゃねぇか、まこっちゃん。とも思っていた。

しかし、よく考えて見てほしい。

千秋が「知らない女の匂い」を感じたのは、空の言うリストバンドがなくなった次の日の朝の出来事だ。果たして12時間以上経って、さすがの感知タイプの上忍千秋でもそれを感知できるのだろうか。いや、それはないだろう。正確にはリストバンドは昨日まではあったんだ。空は勘違いをしていただけだ。

という時間軸の補足を付け加えておこう。

誤算①もう一つのリストバンド

まこっちゃんには疑念があった。

果たしてたったリストバンド1つだけで、本当に九頭高崩しを成し遂げることができるのだろうか?

その不安からターゲット車谷に直接外傷を与えることも思いつく。これは黒澤の教えにはないことだ。直接ターゲットと接触するなんて、まったくもってスマートではない。と黒澤は言うだろう。

この辺りからまこっちゃんの暴走が始まってしまったんだ。

たまたまのように見せかけて、打撲くらいの外傷は与えてやろう。そう思って、廊下で見つけたターゲット車谷に腕を壊してやらんばかりにぶつかった。

廊下で見つけたターゲット車谷に腕を壊してやらんばかりにぶつかった。

あひるの空 STOMPING BIRDS HIGHFLY(44) (講談社コミックス)

あひるの空 STOMPING BIRDS HIGHFLY(44) (講談社コミックス)

なかなかの演技だったぞ。と黒澤は褒める。なんてことはしない。

しかし、そこで思わぬものを目にする。

なんで・・・

確かに今朝盗んだはずのリストバンドが車谷の腕には巻かれていた。

しまった。もう一つあったのか・・・

これは周知の通り、円さんから同じ型のリストバンドをもらったわけだが、まこっちゃんはそんなこと知りえなかった。

この誤算がまこっちゃんの九頭高崩しのシナリオををどんどんと狂わせていくことになる。

誤算②空のゲン担ぎともう一つのバッシュ

なんで、なんで・・・もうこうなったら・・・

まこっちゃんは黒澤の教えなどもう頭になかった。情報を仕入れることもなく、計画もない。衝動的な行動を起こすのだった。

時間は、同じ朝5時。

リストバンドをやった時のようには落ち着いていられなかった。ましてや、今日は試合、九頭高崩し本番だ。

カッターを片手に興奮気味にロッカーを開ける。お目当てのバッシュがあった。

まこっちゃんがカッターで空のバッシュを悪戯する

さぁ、もう一度問おう。あなたならどうする??

僕は知っているよ。

こんなことをしても空を1ミリも傷つけることができないことを。

思い出してほしい。

空のゲン担ぎを。

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試合の前には、必ず紐まで外してピカピカにバッシュを磨く

あひるの空(23)

あひるの空(23)

試合の前には、必ず紐まで外してピカピカにバッシュを磨くんだ。

これも思い出してほしい。

もう一つのバッシュの存在を。

あひるの空 AROUND THE ROUND(41) (講談社コミックス)

智久から新しいバッシュを貰う空

さすがに感知タイプの上忍だった。千秋はすぐに気づいていた。

バッシュの変化に気づく千秋

あひるの空 BIGTIME CHANGES(45) (講談社コミックス)

あひるの空 BIGTIME CHANGES(45) (講談社コミックス)

この場面↓がどういう意味をなしていたかもう一度みんな考えてみてくれ。

妙院戦の前、空とアキラがシューティングをする

あひるの空 STOMPING BIRDS HIGHFLY(44) (講談社コミックス)

あひるの空 STOMPING BIRDS HIGHFLY(44) (講談社コミックス)

なぜ空が朝練をしたのか。

僕にはもう、妙院戦の会場付近でドキマギしちゃってるまこっちゃんが愛おしく見えているよ。黒澤の親びんもきっとそうだろう。

妙院戦の会場付近でドキマギしちゃってるまこっちゃんが愛おしく見えているよ

あとがき

最後にまた僕の話になりますが。

僕の唯一の部下(男)は異常に足が小さい。入社当初、作業靴を予め用意するんだけど、「24センチ」だと総務から聞き、そんなことはないだろうと聞き取り直してもらった。実際、本当に24センチだったんだけど、だからなのかドタドタがハンパない。文字通りドタドタと歩く。

体重と足のサイズが合ってないためだろうか、点に対する圧の問題なのだろうか、とにかく事務所が揺れるくらい異常なくらいドタドタがしている。彼が僕の後ろを通ろうものなら、震度3くらいの衝撃を感じている。

僕もそろそろイライラしてきてる。

だから、こっそり更衣室に忍び込んで彼の作業靴にエアズームを搭載してあげるために、黒澤の親びんの教えを乞いたいと思う。「それは俺の仕事ではない。ナイキの仕事だ」と言われると思うけどな(笑)

*1:大蛇丸が“砂隠れ”を巻き込み、木ノ葉隠れの里に仕掛けた戦争。ちなみに、木ノ葉隠れとは主人公ナルトが育った里。大蛇丸とは元々木ノ葉隠れ出身だが木ノ葉隠れを離れた後、漫画『NARUTO』ではずっと敵のキャラ