あひるの空ヘビーローテーション+

日向武史先生の『あひるの空』が好きすぎて、ネタバレしすぎない程度に考察してます。

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Re:実家に忘れてきました。何を?勇気を。

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ちょっと前のニュースで、神社や寺院に油のようなものがまかれたニュースがあったと思いますが、僕は何かちょっと引っ掛かるものがあった。

それは決して、やったれ!というわけではなく、そんな大バカ野郎には即刻裁きを!とさえ思ってますし、宗教の「しゅ」の字も知らないんだけれども。

宗教って、こういう人たちを慈悲の心で許すのものなのではないのだろうか。

そこの主が取っ捕まえて、”72時間説教地獄”とかなら分かるんだけど、法で裁こうとしていることに、違和感を感じたわけです。

それを妻に言ったら、「ふーん」と、慈悲の心で流された(笑)

そんな僕も危険思想の持ち主なのだろうか。


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『モダンタイムス』読了

日向武史先生がオススメする『魔王』→『呼吸』→『モダンタイムス』の三連コンボを読了。

あひるの空読者かつ伊坂作品初心者は、この3冊から入る読むべきです。絶対。

随所で、日向武史先生が「ここ、リスペクト入ってんべ。」という部分に出くわします。

だから、ますます面白い。

近頃、僕が「絶対。」を何度もつぶやいている理由もすぐに分かると思います。

そして、やっと”三種の神器”が揃いました。

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神の選んだ神の作品。

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僕ももう、日向仕込みの幸太リスト。

拝啓、日向武史様―

「危険思想とは常識を実行に移そうとする思想である」

『モダンタイムス』のサハピンフレーズです。

サッと登場し、ハッとして、ピンと来たっ!

ホントに唐突に登場します。

だから、とても印象に残る言葉。そして、日向武史先生も使ってた言葉。

32巻の作者コメントです。

あひるの空(32) (講談社コミックス)

あひるの空(32) (講談社コミックス)

連載当初から『部活を途中で辞めてしまった…もう一度バスケをやりたい』という手紙をたくさん頂きます。

その中で、辞めた理由として最も多くみられるのが『イジメ』です。

ずっとどこかでそのテーマに触れなきゃいけないと思いつつもやれずにここまできました。

ただ自分はこの問題に対して答えを持ってなくて、どうすればイジメがなくなるとか解決法も知らないし分からない。

逆にね、たぶん一生なくならないんじゃないかとも思う。

自分は危険思想の持ち主なので、あまり深く入っていかないように気を付けました。

物語的にはちょっと寄り道かもしれないけど、牧野君は大好きなキャラです。

今日は、この文通に返信する思いで。

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俗でない「危険思想」

俗にいう「危険思想」とは、

危険思想(きけんしそう)とは、国家の政治、経済、文化の秩序、存立、発展、繁栄を保つうえで、害を及ぼすであろうとされる思想を指していう。左寄りまたは右寄りの過激な人物を指して危険思想の持ち主であると報道されることがある

危険思想 - Wikipedia

日向武史先生は、どっちの意味で引用したんだろうか。

そもそも、俗でない「危険思想」とはどういう意味なんだろう。

まずは、ココを解説する必要があるようだ。

『モダンタイムス』で引用された「危険思想とは―」は、芥川龍之介の言葉ということでした。

『侏儒の言葉』による一節。

侏儒の言葉

これって、実は世の中では有名な言葉なのかい?

やっぱりベストアンサー

検索すると、3万件近くヒットする。

中で、Yahoo知恵袋での質問が目に留まりました。しかし、これまた引っ掛かりを感じたのは僕だけでしょうか?

だって、芥川龍之介にこの質問をぶつけるのは分かるんだけど、Yahooに質問したってしょうがあんめぇよ。

回答するのは、コメンテーターであって、本人ではないじゃない。

もっと言うとね、僕には入社半年の部下がいます。

彼はよく、こんな質問をするのです。

「まだ集荷来てないけど、大丈夫っすかね~」

「この注文、数量間違えなんじゃないですかね?」

俺は、ヤマトさんじゃねぇし、注文者じゃねぇし、全知全能の神じゃねぇ。

だから、僕はそのまま彼に伝えるのです。一応笑顔で。

そんな話を妻にすると、また慈悲の心で彼を救う。

「まだ自分で動くのが不安なんだよ。また”辞めたい”って言われちゃうよ。」

彼は僕の下に付いて3日で「辞めたい」と言い出したことがあった。

でもさ、仕事って、もっと建設的な会話がなされるべきじゃないの?

「常に生産性のある日々を。」じゃないの?

失礼しました。「でも」は禁止という教えを受けておきながら・・・

そんな引っ掛かりを抱えつつも、この知恵袋の回答者のスマートたる回答。

やっぱり、ベストアンサーです。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

芥川は、そもそも常識なるものを疑っていたと思います。 それが正しかろうが、誤っていようが、常識は常識だからです。 盲目的に常識に従い、しかもそれを行動に移すことは、じつは危険な考え方なのだという事を言いたかったのだと思います。

『モダンタイムス』の五反田が言いたかった部分。

『モダンタイムス』の核心は、たったあの一節に収まってしまうということか。

ずっと腑に落ちなかった「『未来』という言葉」も、この一節で僕の中でやっと丸く収まった気がしました。

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勇気はあるか。

自分は危険思想の持ち主なので、あまり深く入っていかないように気を付けました。

国語54点の僕は、↑ココの部分がどうしても言っている意味が分かりません。

ココの「危険思想」は、

俗の方の引用なのでしょうか?

幸太リストとしての引用なのでしょうか?

そして、

「あまり深く入っていかないように」気を付けたのは、

当時、イジメに関わりを持とうとしなかったという経験を言っているのでしょうか?

はたまた、

今回のイジメを題材に取り上げた牧野君のストーリーはイジメについて敢えてサラっと上澄みだけをすくって慎重に描いたよ。ということなのでしょうか?

日向武史先生に、この疑問をぶつける勇気はあるか。

実家に忘れてきました。

何を?

勇気を。

Yahoo知恵袋に質問したら、僕にもスマートな回答が返ってくるのだろうか。

イジメについてはココ↓で思いの丈をブチ込んでいます、故。

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かしこ。