あひるの空ヘビーローテーション+

日向武史先生の『あひるの空』が好きすぎて、ネタバレしすぎない程度に考察してます。

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あひるの空の終活―最終回考察

あひるの空 最終回考察

まえがき

『こち亀』の連載終了で世の中が憂う。SMAPの解散で世の中がソワソワする。そんな日本が僕は嫌いじゃないです。平和を実感できるからさ。

「時代の終止符」を迎えた2016年。あっという間に、今年も残すとこあと2か月とちょっとになっちゃいました。

上で挙げた2つは、2016年の衝撃的な出来事として誰もが挙げるだろう。僕もそうだ。かといって、特に両者に思い入れがあるわけではない。

でも、週刊少年ジャンプを開けば当たり前に『こち亀』が載っていて、「文字が多いから・・・」とデザート的に読んでいたものが、また、とりあえず「SMAP」「スマ」の文字がある番組には1回は飛んでみるあのチャンネル選びの癖が、なくなると思うと心にポッカリと穴が開いた感じがしました。

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『あひるの空』のエンディングノート

ずっと続いて欲しいのは僕も一緒です。でも、物語にはいつか必ず終わりが来る。その時、ポッカリ穴が開かないように「終活」はしておくべきなかな~と。

今日の考察は『あひるの空』のエンディングノートの序章にすぎません。またことあるごとに、追記を重ねていきます。

日向武史先生がTwitterを始めたのは皆さんもご存じですよね。48巻にも書いてましたし。

僕も当時は慌てふためきました。

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日向武史先生がここにきてTwitterを始めたきっかけの1つにこんなことを言っていました。

やっぱり終わりがわりとすぐそこにあるのは確かなのです。

はたして『あひるの空』はいつまで続くのか、最終回となるXデーはいつ来るのか。それを知っているといないのとでは、最終回を迎えた時の心持ちが違うと思います。

エンディングノートの序章は、そんなところから入っていきましょう。

恋しさと せつなさと 心強さと

これまでに日向武史先生が「最終回」に直接触れたのは、25巻27巻43巻。


25巻で目指すべきゴールが見え―
たぶんきっと、おそらくだけど・・・・この漫画50巻までいく(笑)イェー

あひるの空(25) (講談社コミックス)

あひるの空(25) (講談社コミックス)


27巻でゴールまでの距離が漠然と見え―
今回の北住吉線を描いてる途中に最終回のネームを切りました。あとはひたすらそこを目指すだけです。

あひるの空(27) (講談社コミックス)

あひるの空(27) (講談社コミックス)

43巻のコメントでは確実にゴールが見えて走ってる。
今はただ かけ足で作品の収束に全力を注いでますが

今はただ かけ足で作品の収束に全力を注いでますが 、あひるの空がマガジンで最終回を迎えても、僕はこの物語をどこまでも掘っていきたいという願望があって。

あひるの空 RAINDROP NARROW DOWN(43) (講談社コミックス)

あひるの空 RAINDROP NARROW DOWN(43) (講談社コミックス)

僕はそんな印象を受けました。

大栄戦が『あひるの空』の最後の戦いになるのは周知のことですが、40巻のコレも↓

鷹山と空

鷹山=横浜大栄戦=『あひるの空』の終わりを隠喩したものなんだと思います。

このコマを見てるだけでも、九頭高メンバーが恋しくなり、まだ続いている今でさえどんどん切なさが募ってきます。「恋しさと せつなさと 心強さと」とはコムさんはよく言ったもので、こんな心境を唄った曲なのだろうか。

恋しさとせつなさと心強さと

いつも感じている あなたへと向って

あやまちは おそれずに 進むあなたを

涙は見せないで 見つめていたいよ

コムさん、いつかくる”あひるロス”を乗り越える心強さをどうか、どうか僕に下さい!

案外”あひるソング”にいいじゃない。僕的にノミネートだよ。

日向武史先生だけでなく、読者も、キャラも、みんな、「恋しさと せつなさと 心強さ」を感じるんだと思う。部活の引退にも似たこの気持ち。また味わえると思うとちょっとワクっとするけど。けど・・・けどだよ。

涙は見せないで、見つめていたいよ・・・読み続けていたいよ・・・

横浜大栄とは何回戦で当たるのか

現在、マガジン本誌では、県予選3回戦VS妙院が佳境に入ったところで、休載になりました。

妙院戦が終わると、いよいよスーパーシード校と対戦する4回戦となります。シード権を獲得しているであろう横浜大栄もそうですが、ほとんど情報のない昭光学院も長らくの沈黙を破り、トーナメントに顔を出してきますね。

39巻で九頭高VS横浜大栄と戦う描写があったことから、九頭高はどこかで必ず横浜大栄と戦います。武蔵と小次郎が戦うことが決まっているように、『あひるの空』の最後の戦いは九頭高VS横浜大栄と決まっているのです。

つまり重要なのが―

  1. VS大栄が4回戦なのか
  2. VS大栄が決勝リーグの1戦なのか

この4回戦が横浜大栄なのか否かで、『あひるの空』のストーリーの道筋がだいぶ変わってくるのです。単行本で言うと10冊単位、連載期間でいうと数年単位で変わってくるのです。

これらを踏まえながら、『あひるの空』が何巻まで続くのか今日はじっくりと僕なりに考えてみました。

VS大栄が4回戦の場合

あひるの空(39) (少年マガジンコミックス)

39巻での酒巻呼人監督のインターハイ優勝後のインタビューは、九頭高と戦いがいつなのかということに大きなヒント与えていました。

その時の酒巻監督のコメントを整理しておきましょう。

酒巻監督のコメント①

神奈川を抜け出る方がよっぽどキツかったぜ

横浜大栄が県予選で戦った4試合、つまり―

①県予選初戦(トーナメント4回戦)

②決勝リーグ第1戦

③決勝リーグ第2戦

④決勝リーグ第3戦

のいずれもが苦戦を強いられたということになります

続けてアナウンサーが「・・・・それは接戦だった北住吉との」と話しており、この4試合のうちの1戦がVS北住吉だったこともこれで明らかになりました。

北住吉戦が接戦ということは、『あひるの空』ではほとんど描かれていない延長戦までもつれ込むんじゃねぇべか??そんな憶測も立てられます。

酒巻監督のコメント②

いんや しょっぱなからだよ

次のこの「しょっぱな」という言葉が、僕にとって考察を難解なものにしてくれました。

素直に考えれば「しょっぱな」=①県予選初戦ということになります。でも、ちょっとひねって考えると、県予選のリーグの「しょっぱな」と捉えることもできます。僕はどうしても長く『あひるの空』を読み続けたいから、後者のしょっぱなを採用したいのだけれど、普通に考えたらやっぱりインターハイ予選のしょっぱな、つまり横浜大栄にとっての初戦となる県予選トーナメント4回戦ということでしょうな。

酒巻監督のコメント③

借りは来年返すわ

↓皆さんはどう読みますか?

坂巻監督のインタビューをみる九頭高

読み方は、2パターンあると思うんです。


<パターン①>
読み方パターン1


<パターン②>
読み方パターン2

読む順番を変えただけで、ほら、だいぶ印象が変わりませんか?

<パターン①>の場合―
f:id:ahirote:20161013050028j:plain

「しょっぱな」という言葉に引っかかった車谷監督を印象付け、仮に「しょっぱな」=県予選4回戦を指すのであれば、県予選4回戦がやっぱりVS九頭高ということになるでしょう。

<パターン②>の場合―
f:id:ahirote:20161013050052j:plain

車谷監督は「借りは来年返すわ」という言葉に引っかかった描写となり、「借り」が「しょっぱな」だとは断定しにくく、酒巻監督も苦戦を強いられた4戦のことを指しているようにも捉えられます。

濁した感があるこのページ。日向武史先生の巧さだね~僕が勝手にこじらせてるのかもしれないけどね~

VS大栄が決勝リーグの1戦の場合

覚悟はしているのです。素直に読めば、絶対に確実に4回戦が九頭高VS横浜大栄なんだと。しかし、僕は、かねてから九頭高が決ブロまで進出するんだ!とこじつけてきました(笑)

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もはやコレ願望です。だって、いつまでも九頭高の戦いを観ていたいもん。

だったら、じゃあ↓コイツはなんなさ。どうこの伏線を回収するのさ。

謎のメガネ君

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だったら、この場面で呼人がまたヒントを1つくらい置いて行ってくれてもいいじゃないか。

久々の登場坂巻監督

「しょっぱな」が決勝リーグの第1戦のことかもしんないじゃん。

みんなもそう願っている!↓

論理的には説明できない九頭高決勝ブロ進出説ココにあり。署名運動でもしたい気分です(笑)

最終章も『SLAM DUNK』を意識するのか

九頭高4回戦の相手のことはさておき、最終章となるVS横浜大栄戦は何冊分の単行本が使われるのだろうか。

↓この記事を読んだ方はいますか?レアな日向武史先生へのインタビュー記事です。

herointerview.jp

『スラムダンク』を越せるバスケ漫画は絶対に出ないと解っていても、どこかで別のバスケ漫画を欲していた自分がいました。当時連載用のネーム(コマ割)を考えてたときにも、マガジンとサンデーでバスケ漫画をやっていたんですが・・。何か違うと。後にずっとしょーもないバスケ漫画が乱発されるくらいなら自分でやろうと思いました。スラムダンクに及ばなくても自分にしかできないことで勝負してみようと。それでです。

「なぜ高校男子バスケットボールという分野で漫画を描こうと思ったのでしょうか。」という問いに対する日向武史先生の答えでした。

このインタビューからも分かるように、あひるの空は『SLAM DUNK』に大きなインスパイアを受けて描かれているのは、皆さんもご存じですよね。

以前こんな考察も書かせてもらいました↓

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最終章となる大栄戦についても、日向武史先生は”『SLAM DUNK』の終わり方”というところも意識してくるのかな。そんなことを僕はふと思いました。

『SLAM DUNK』で湘北の最終戦となった山王工業戦は、25巻~31巻で単行本7冊分を使い、今でも若い世代から僕らスラムダンク世代の間で、語り継がれる歴史的な1戦が描かれました。

最近こそ手にとっていないものの、スラムダンク世代の僕たちは試合の度にこの7冊を持っていって、試合前にモチベーションをあげることを怠りませんでした。よね?僕だけじゃないよね?だからこの7冊だけがめちゃんこ汚くなってるよね?

こんな考え方とても安易ですが、日向武史先生は、この”単行本7冊完結”という部分で『SLAM DUNK』の終わり方を意識しているのではないか。こんな仮説を立てました。

完成度が非常に高かった丸高戦は、34巻~39巻で単行本6冊でストーリーが紡がれ、ココも実は7冊完結を目指していたかもしれません。

丸高戦以降の戦いの収録冊数を見てみると―

県予選1回戦VS北辰は1冊で、

県予選2回戦VS藤沢菖蒲は2冊で、

と、そんな仮説が真っ向から否定されるが如く、コンパクトにまとめられました。

しかし、次なる県予選3回戦VS妙院シリーズ「BIG TIME CHANGES」は、すでに45巻~4冊を使い50巻で妙院戦が完結するとなると、丸高戦とならび6冊となります。徐々に体が温まってきてまっせ!という感じがしています。

単行本18巻以降、沈黙を守り続けている横浜大栄に、読者の期待が膨らみに膨らみまくって天井にも届きそうなハードルをどう超えていくのか。また、山王戦を超えたバスケ漫画を描きたい。丸高戦を超えた戦いを描かなければならない。日向武史先生の中で、こんな思いがあるのだとすれば、恐らく7冊でも収まりきらない超大作になることは間違いありません。

  • 白石はなぜ「最短距離」で頂点を目指すのか考察してます。

  • 鷹山と空ママ由夏とのエピソードの続き

  • 不破豹のあれから

などなど、単行本1冊にしてもおかしくない濃すぎる伏線回収も待っています。

そう思うと、超大作シリーズへの期待がさらに膨らみ、終わりを迎える切なさなんかどうでもよくなってきて、日向武史先生ならやってのけるでっ!という心強さの方が増してきませんか?

また出てきたなコムさんの心強さ。

結局『あひるの空』は何巻までいくのか?

これまでの色々を踏まえて、僕はこんな予測を立てました。

これはあくまでも、です。

『あひるの空』のXデー・・・信じるか信じないかはあなた次第。。。

あ、信じないで。

VS大栄戦が4回戦説の場合

単行本 内容 Xデー
#45 妙院戦① 2016年8月
#46 妙院戦②
#47 妙院戦③
#48 妙院戦④
#49 妙院戦⑤
#50 妙院戦⑥
#51 インターバル
#52 大栄戦①
#53 大栄戦②
#54 大栄戦③
#55 大栄戦④
#56 大栄戦⑤
#57 大栄戦⑥
#58 大栄戦⑦
#59 大栄戦⑧
#60 最終回 2020年12月

VS大栄戦が4回戦説の場合、
60巻で完結!

『あひるの空』のXデー①は―
2020年12月17日(木)

オリンピックイヤーで終わる。ありそうじゃない?

VS大栄が決ブロでの1戦説の場合

単行本 内容 Xデー
#45 妙院戦① 2016年8月
#46 妙院戦②
#47 妙院戦③
#48 妙院戦④
#49 妙院戦⑤
#50 妙院戦⑥
#51 インターバル
#52 4回戦①
#53 4回戦②
#54 4回戦③
#55 4回戦④
#56 4回戦⑤
#57 4回戦⑥
#58 決ブロ前①
#59 決ブロ前②
#60 大栄戦①
#61 大栄戦②
#62 大栄戦③
#63 大栄戦④
#64 大栄戦⑤
#65 大栄戦⑥
#66 大栄戦⑦
#67 大栄戦⑧
#68 最終回 2025年3月

VS大栄が決ブロでの1戦説の場合、
68巻で完結!

『あひるの空』のXデー②は―
2025年3月14日(金)

ちょうど空ぴょんの誕生日に単行本が発行できる年!

お洒落な締め方。いいじゃない。

直近の情報・予測はココで立ててます↓

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『あひるの空』最終回は後世に語り継がれる

最後に、『あひるの空』の最終回、どんなオチかを考えてみましょう。

丸高戦の終盤、突如長期の連載休止になった時は、もう『あひるの空』は再開されることはないと思ってました。週刊連載がいかに過酷な仕事であるかは、井上雄彦大先生の密着ドキュメントを観てちょっとは知っていたつもりでした。


プロフェッショナル 仕事の流儀 スペシャル 「漫画家 井上雄彦の仕事の螺旋、いまだ終わらず」

〆切に追われる日々。

僕はこうして自由気ままに更新も不定期で書きたいときに書いて皆さんに読んで頂いてますが、仮に、「毎週水曜日更新」というルールを作ったとすると、同じ現象が起きるだろう。今は、こうやって書くことで発散しているけど、書くことがどんどんストレスに変わってくるのだろうな。そして、辿りつくのは”ちょっと休みたい・・・”たぶん、書かなくなると思います。

「同じ」というとおこがましすぎるけど、あの1年という長期休載はそういうことだったんだと思んだ。

なにはともあれ、無事『あひるの空』は再開され、あの時の思いは僕の大好きなミスチルが活動再開した時の思いと同じものがありました。

そして、先出しされた最終回「EARLY LAST DAYS」は秀逸でした。

あひるの空(39) (少年マガジンコミックス)

39巻で物語を終わらせることもできたのかもしれません。27巻で言っていた「最終回のネーム」とは、このことだったのはないかと僕は思ってます。

それでも、日向武史先生を突き動かしたものは、インタビューで言っていた『あひるの空』を描き始めた原点のあの言葉なのではないでしょうか。

後にずっとしょーもないバスケ漫画が乱発されるくらいなら自分でやろうと思いました。スラムダンクに及ばなくても自分にしかできないことで勝負してみようと。それでです。

日向武史先生!かっこいいっス!

近未来じゃなく空たちが大人になっちゃってる未来オチとか、 空ママ由夏と空ぴょんの回想オチとか、 3年生空CAPの引退オチとか、『あひるの空』の最終回を色々と考えたけど、後世に”『あひるの空』最終回”が語り継がれることになるのは違いないと僕は信じています。

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